SNSで知り合ったお二人(愛知県)のアイデアで、独自に完成させた延し板と麺棒が、去年の12月4日に実用新案登録(特許庁)されました。エンボス加工延し板及び、エンボス加工ローラー式延し棒です。
実用新案登録証には、実用新案権者の私と、考案者のお二人のお名前が記されています。
容易に十割蕎麦を打ちたいというお二人と、普通の打ち方では難しいブレンド粉や超粗挽き粉を十割で打つ為と、それぞれ目的は異なりますが、蕎麦打ちへの熱い思いが重なり形になりました。
例えば、普通粉と粗挽き粉と黒粉(殻混りの粉)のブレンドでは、配合率にも寄りますが、延す際や巻き棒の行程で破れたりしますので、繋ぎに頼らざるを得ないことが多いですが、この道具を使えば割と簡単に十割蕎麦が打てます。
石臼挽きした超粗挽き粉(26メッシュの篩以下「砂みたいな粗さです」)でも十割蕎麦を打つことができます。
好評を頂いている当店の極粗挽き蕎麦は、この道具が不可欠です。
登録後、衛生面の向上のため、拭き漆加工をしていますので、洗ったりアルコール消毒も可能です。
何れ、商品化も考えています。
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