宇宙の知識の変遷
子供の頃
子供の頃に夜空を見上げた記憶はどなたにもあるでしょう。夏の大三角とか、あれが北極星だとか。中学1年の時、理科の先生に宇宙の果てはどうなっているのか、と聞いたことがあり、その時の先生は、無限に続いている、と答えてくれました。無限の果てはどうなっているのか等と、解明できないストレスを感じていましたが、阿呆が考えていると眠くなるもので、子供の頃の宇宙論は、睡眠薬の一種でした。
科学雑誌「ニュートン」
15~6年程前だったと思いますが、科学雑誌「ニュートン」に写真や想像図等で当時の宇宙論を解説した特集があり、むさぼり読みました。宇宙論なんてとんでもない頭脳の持ち主にしか解らないと思っていましたが、インターネットがそんなに普及してないあの頃に、凡人でも少し分かった振りが出来る「ニュートン」は素晴らしかった。その頃読んだ宇宙関係の本は、今でも本棚の真ん中に鎮座し、興味が続いていることを物語っています。
ハッブル宇宙望遠鏡
時代は進み、ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した銀河等の写真は、誰でもインターネットで見ることができます。
宇宙が誕生して間もない、とは言っても何億年後、という話ですが、とんでもなく遠い銀河集団の写真やとんでもなく大きい銀河の写真が、奇麗な画像でお目にかかれます。何とも素晴らしい時代だ、と思いますが、このハッブルの写真が悩んだ時の解決策になることを知っていますか?
写真は、ネットで公開されているハッブルのものですが、天の川銀河の中のわし座星雲で「創造の柱」と名付けられたものです。三本柱の真ん中の、柱の角みたいな所の先っぽに、太陽系がすっぽり入るそうです。
負のスパイラルの解決策
悩みは、ネガティブなことを繰り返し考えてしまう「負のスパイラル」によってより深くなる、と言われています。
解決方策としては、部屋を掃除する、新しいことを始める、運動する、過去の失敗から学びを得る、良い出来事だけに意識を向ける、環境を変える、たっぷり休む等を「ハッピーライフ」さんが教示されていますが、同じことを考えないように、とんでもなく大きなことを考えることも良いそうです。
自分の存在の小ささ
例えば、我々の天の川銀河は直径約10万光年、その中に太陽みたいな恒星が約2,000億〜4,000億個あると言われています。一番近い別の銀河はアンドロメダ銀河ですが、近いと言っても約250万光年離れています。光の速度で約250万年かかる距離であり、大きさは22万光年~26万光年と天の川銀河の倍以上、恒星の数は約1兆個と言われています。この銀河は秒速約122㎞で天の川銀河に接近しており約40億年後に衝突する、という学説があります。
宇宙がビックバンによって誕生したのが約138億年前、天の川銀河が誕生したのが約132億年前、太陽系の誕生が約50億年前、地球の誕生が約46億年前。時代は大きく下って、現生人類ホモサピエンスの誕生は、約20万年〜10万年前、縄文時代は約1万2,000年前から等など、桁が大きく違う比較が延々と続き、今の時代があります。
因みに、全宇宙の中に銀河はどれだけあるのか、という話ですが、何回か修正されていますが2016年にNASAが、観測可能な宇宙内の銀河数は約2兆個と発表しています。
宇宙人はいるでしょうね、ただ、遠すぎて会えない、また、侵略される恐れがあり超危険、と車椅子の天才宇宙物理学者故ホーキング博士が説いていました。
天の川銀河だけでも、とんでもなく大きく、人間がとんでもなく小さいことが分かります。小さいことで悩んでいることが馬鹿らしくなる、と感じることが、負のスパイラルを断ち切る解決法だと思います。
悩んだら宇宙のことを考える、です。
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