おろし蕎麦用の「台屋の鰹節削り器」。
これまでは、老舗鰹節屋の花鰹を使っていましたが、削り立ての美味しさを楽しんでいただくために導入しました。
刃は、よく切れる「青紙」
以前は、何処の家庭にも鰹節削り器はありましたが、市販の花鰹の普及で家庭では見かけなくなりました。子供の頃、削り残しの小さいモノを金槌で割って食べる程、鰹節好きでした。
お店のおろし蕎麦用にと、色々とメーカー選びをして「㈲山谷製作所(新潟県三条市)」さんの削り器(台屋)を入手。インスタのフォローがお店選びのきっかけです。決め手は、刃の材質でした。
青紙には、スーパー、1号、2号の3種類ありますが、表示が無いので多分、2号だと思います。蕎麦包丁の刃も青紙2号なので、その切れ味は分かっています。
切れ味、抜群
鰹節には、頭と尾がありますが、頭の部分から削ります。写真の通りで、簡単に上手く削れます。カツカツという音ではなく、シュー、シューという心地良い削り音がします。大工仕事の鉋掛けによく似た音です。
極薄のモノも厚みのあるモノも、刃の出し方で自在です。おろし蕎麦用としては、極薄のモノが好まれます。
1杯のおろし蕎麦に、何回分を付けるかを思案中ですが、7回から10回分の量かな、と思っています。しかし、よく切れます。
容器はウォールナット、鉋台はブナ材
木材の材質は家具材に使用されるモノで、デザインもスッキリとしてコンパクトです。よくあるような引出付き、というデザインではなく、容器の蓋を開けて使用し、削り節は鉋台を外して掃き出し、という形式です。
かつばこブラシ、かまぼこ木ずち、台屋式おさえ木
台屋の鰹節削り器には、オプションで便利なモノがあります。一つ目は、かつばこブラシ。削り器は水洗い厳禁なので、これがあると、とても便利です。箱の中の清潔を保てます。
二つ目は、木づち。刃を出したり引いたりする際に、鉋台の頭や尻と叩くモノですが、本体と同じような材質なのでチョイスしました。
三つ目は、削る際の補助道具です。鰹節が小さくなると削り難くなり、刃で手を削り大怪我をすることも考えられますが、小さくなった鰹節をおさえるモノです。滑り止めが付いており、便利だと思います。材質も同じモノですから使っていて一体感があります。
アフターサービス
職人による、鉋刃の研磨、鉋台(木部)直し、箱にクルミオイル塗布、試し削りが、すべてを含めて¥1,500円(税込み¥1,650)というアフターサービスがあります。
売りっ放しでは無い、これらのアフターサービスもこの商品を選んだ理由です。鰹節削り器としては、結構、高価なモノですが、削り節の出来が良く、長持ちしそうなので、お勧めです。
インスタのメッセージで、色々と要望を聞いていただきましたが、親切で丁寧な対応も好感が持てました。
一生モノとして使えます。お客様の反応が楽しみです。
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