九頭竜川(中藤島エリア)

ドローン
ドローンを買って何をしたいか。勿論、社会の役に立ちたい、という気持ちでいますが、資格や機体、必要な許可を準備しても、飛ばす技量が無ければ何ともなりません。まずは、技量を磨くのが優先事項なので、練習の毎日です。冬場は殆ど、飛ばせませんが。
さて、私の練習場所は、自宅近くを流れる一級河川九頭竜川の河川敷です。河川管理官庁の許可も受け、とは言っても許可制ではなく、断りを入れれば大丈夫というものでしたが、居住している地域の川中の状況(流れ、浸食状況)をシーズン毎に記録しようと考え、練習との一石二鳥を狙い、晴れた日にはドローンを飛ばしています。年頭なので、現状報告方々、近況の写真等をアップします。

ドローンを飛ばすための手順

ドローンを使った仕事に興味を持ったのが、約半年前。

JUIDA(一般社団法人日本UAS産業振興協議会)が認定する「ドローンキャンプ[北陸の空]」の講習を9月末に修了し、使用するドローンの機種を、国土交通省航空局(以下、「航空局」)の許可が取り易いDJI社製PHANTOM4pro2.0にして10月初めに購入、必要な保険(機体、対人・対物)にも入り、同じく10月初めに航空局のDIPS(ドローン情報基盤システム)に登録し、「飛行禁止空域の飛行許可及び、飛行制限方法によらない飛行の承認申請」に必要な「独自飛行マニュアル」を作成し、「必要装備」を準備して申請を行い、10月末に大阪航空局から「無人航空機の飛行に係る許可・承認書(1年間有効、全国一円)」を頂きました。11月初めにJUIDAから「無人航空機操縦士認定証」と「無人航空機安全運航管理者認定証」が来て、11月初めに概ね、飛行準備が整いました。
その後、更に、昨年12末に改正航空法が発効し、100g以上のドローン全ての登録が義務化されたので、本年1月早々に自己所有機の登録(無人航空機登録システム)を済ませました。他にも、DJI社には自主規制があり、同社のドローンは禁止空域内では始動しない仕組みなので、空港の延長4kmエリアに或る拙宅では、プロペラのモーターが回らないので、解除申請(1回当り3日間のみ許可、何回でもOK)をしなければなりません。
ドローン操縦には、上記のような事前の手続きが必要ですが、このような準備をした上で、更に、飛ばす毎に、FISS(飛行情報共有システム)で航空局に申請して許可を受け、飛行地警察署警備課に飛行連絡をして、初めて飛ばせるのがドローンです。地元警察署の担当の人には、名前を覚えていただいています。また、航空局から「無人航空機の飛行に係る許可・承認書」を貰っている操縦士は、飛行の都度、飛行記録を作成して3か月毎に航空局に報告する義務と、20時間毎の機体点検義務があります。
何とも、厳しい規制が課せられているドローンですが、初心貫徹、社会に役立つ本来的な使い方をしようと思っています。

九頭竜川の歴史

さて、一級河川の九頭竜川は、福井県の面積の約70%を流れる県唯一の大きな川です。因みに、九頭龍川と書く、「竜」が難しい字の川は、埼玉県にある荒川水系の一級河川です。
九頭竜川の源は、岐阜県境にある油坂峠になりますが、古来より暴れ川と称されるほど氾濫が多いため、「国主記」によれば、承平の頃(931年頃)、国の四隅に置かれた四大明神(常陸の鹿島、安芸の厳島、紀伊の熊野、越前の崩山)の一つに数えられる黒竜大明神(祭神:黒竜王)が、川の守り神として祭られた、という言い伝えがある。黒竜大明神は、現在の舟橋の黒龍神社に祭られています。

治水について、古くは、5世紀頃の男大迹王(おおどのおう)、後の継体天皇が、三国の河口を広くしたことや、奈良時代には、東大寺領の墾田への利水事業、平安時代には、九頭竜川流域への灌漑のため「十郷用水」が敷設されたこと等、古くから取り組まれていました。度々の氾濫を起こす九頭竜川の治水は、戦国時代や江戸時代においても、時々の為政者の重要な課題でした。近代の堤防敷設については、明治期に入り、春江堤防、東藤島堤防築堤等の「明治の大改修」が行われ、1848年(昭和23年)には鳴鹿堰堤が築かれ、2003年(平成15年)に現在の鳴鹿大揠が完成しました。
上流のダムについては、伊勢湾台風の被害を契機に、1961年(昭和36年)から九頭竜川総合開発事業が始まり、1968年(昭和43年)、和泉村に水系最大のダム「九頭竜ダム」が完成している他、九頭竜川に合流する幾つかの支流にもダムが築かれています。

近年の堤防決壊

福井地震(1948年、昭和23年)年の7月25日、集中豪雨により上志比村左岸堤防が決壊し、それに伴い福井市内が冠水。西藤島村、中藤島村等は地震の為に沈下、亀裂が起こり、特に亀裂の激しかった灯明寺中東方左岸が決壊、西藤島村が完全に水没しています。また、1965年(昭和40年)には、奥越豪雨で勝山の堤防が決壊しています。何れも、鳴鹿大堰や九頭竜ダムの建設以前の話です。

最近の状況(中藤島エリア)

昔から氾濫が多かった九頭竜川ですが、鳴鹿大揠の敷設や九頭竜ダムの建設で、安全な川になったようにも感じますが、普段の流量が少なくなった関係で、川中での水脈の変化周期が短期間になっているように感じられ、とりわけ、左岸については、高水敷の浸食が目立っています。また、流量が少なくなった関係で、中洲のジャングル化が進んでいますが、野鳥にとっては楽園になっているようでもあります。災害防止か、自然保護か、の難しい問題にも直面しています。護岸工事の面では、九頭竜川の中藤島エリアの右岸(森田側)と左岸(中藤島側)では、整備状況に差があり、左岸側の高水敷の浸食が目立つようになりました。
一昨年の国への要望が叶い、浸食が進む高水敷にぶつかる水脈の勢いを弱めるための川砂利の撤去工事が、昨年、行われました。もう一か所、少し上流に、堤防に近いところまで浸食が進んでいるところがあり、この場所も、地域の要望の声で、工事が予定されています。

水脈が変化する理由については定かではありませんが、浸食が進む少し上流に北陸新幹線の橋が架かかり、その部分の水脈は右岸側ですが、その後、カーブして左岸にぶつかるように流れています。ぶつかっている部分が浸食されている、ということですが、右岸の川底が高く左岸は低いから流れが変わる、と言う話もあります。橋脚の影響の程は分りませんが、暫く、シーズン毎にドローンを使い空撮をして、流れの状況や浸食の状況、対策工事の進捗や効果等を記録し、然るべき機関に提供したいと思います。

練習飛行

練習には、「DJI GO 4 」と、禁止制限飛行の許可・承認の条件であった「DJI GS pro」を併用しています。「DJI GS pro」の各種機能は大変便利で、仕組みも大体、分ってきましたが、何より練習場所が広大なので思う存分飛ばせます。秋口からは、4種類のシギ、カワウ、トンビ、カモ、雁の仲間、カラス等が飛び交うので、バードストライクが心配です。高度は当然150メートル未満ですが、70mと140mの景色の違いは歴然です。河原は、練習場所には最適です。但し、離れすぎると空の雲に同化して機体が見えなくなること、夏場は鮎釣り、これからはサクラマス釣りの釣り人には、十分な注意が必要です。FISSに登録中、1回だけ、飛行場所が同じということがありましたが、国交省が委託した測量会社の人でした。DJIの大きな測量用のドローンで、オルソ撮影をされていました。飛行の順を決めて、順番に飛ばしました。

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