石臼調整 回転数18/分 ⇒ 13.5/分

十割蕎麦
私の電動石臼のモーターは単相100V。回転数を変えるには、モーターの軸及び、上臼の回転軸に付いているスプロケット(歯車)の歯数を変更するしか方法がありません。現在、1分間に18回転している石臼のスプロケットの歯数は、モーター側が30で、上臼の回転軸側が15です。前回の記事に書きましたが、ハーネス河合の水戸守名人のアドバイスを受け上臼のクリアランスの容量を直しましたが、もう一つの課題だった臼の回転数を遅くする改修をしました。
計算上では、上臼の軸側の歯車を20にすると13.5回転、モーター側の歯車を20にすると12回転になりますが、回転数の変化でどう変わるのかを実感するために、今回は上臼側の歯数を20にしてみました。

プロスケットと平行キー

上臼側の歯車20のスプロケットは、KANA製FBN40B20D20で単価は1,026円でした。モーター側の歯車数20のモノも購入しましたが、品番FBN40B20D28、単価は1,170円でした。スプロケットの交換はインバーターと異なり回転数可変とはなりませんが、安価で回転数の変更が出来ます。因みに、品番のB20というのが歯車の数で、D20、D28 というのが軸径です。この他にも、スプロケットの平行キーのサイズには新JISと旧JISがあるようですが、軸の平行キーの溝とスプロケットの溝のサイズが合致しないと使えません。

私の場合は、スプロケットが古かったためか、新しいスプロケットの溝幅が1ミリ狭かったため入らず、知り合いの機械部品製作所で対応する平行キーを作って貰いました。制作中、見学していましたが、金属でも熱を持つと微妙に膨張するらしく経験が要る、ということでしたが、組み立ててみたところ、ピッタリのサイズでした。友達とは有り難いものです。

チェーン

二つの歯車を連結させるのがチェーンですが、外し方が分からなくて手間取りました。繋ぎ目にハトメみたいなものがあり、それを外せば良かったのですが、老眼が災いし仕組みがなかなか分からず苦労しました。歯車の数が変わるとチェーンの長さも変わりますが、長さの調整は、チェーンの端のハトメの芯棒の頭をサンダーで削れば、簡単に出来ます。電動石臼の制作をした2006年に、スプロケットやモーターと同じように、3mのチェーンを購入していましたが、当時使った残り分を保管していましたので、それを使いました。自転車のチェーンも自分で交換しますが、幅が広いだけで仕組みは同じものなんだと、変に、感心していました。

13.5回転、果たしてどうか?

計算通りに上臼の回転は13.5回転になりました。さて、粉の挽き具合はどうなのか?
回転数が少なくなると、玄蕎麦の投入量も加減が必要だと思いますが、とりあえず、現状のままで挽いてみました。これまでと同じように、玄蕎麦だけ2.5キロを挽いてみましたが、まず、歩留まり率が悪くなりました。これは玄蕎麦の投入量が原因かもしれません。
玄蕎麦2.5キロだと34メッシュの篩から出た粉が約1.7キロ取れていましたので歩留まり率は約7割。しかし、今回は1.57キロしか取れませんでした。歩留まり率は6.2割弱。
粉の状態は、以前と変わらず、60メッシュを通る細かい粉も8割以上あるようで、握ってみれば指の形が残るような良い感じの粉に挽けていました。

石臼の調整は、ム・ズ・カ・シ・イ

ああ言えばこう言う、ではありませんが、少し触ると他の所がおかしくなる。石の性質、重量、目の立て方、臼の回転数、材料の投入量等の相関関係なのでしょうが、このバランスが非常に難しい。有名な粉屋さんのHPに出ていましたが、200年経っても使えるのが石臼であり、石の特徴を捉えた使い方、目立て、適正な管理をすれば、必ず良い粉が出来るのが石臼、ということですが、到達するまでの道のりが長いことを実感しています。
私の石臼は、福井県美山産の小和清水石。全国的に評価の高い福井県在来種の玄蕎麦に相応しい石材だそうですが、本来の良さを未だ、引き出せていない現状です。以後は、投入量と目立ての再調整、スプロケットの再選択を考えていきます。
この臼からしか出ない、と言われるような、美味しい蕎麦粉を作るため、挑戦は続いています。難しいけど、面白いのが石臼です。息子が勤めている学校のキャッチフレーズではありませんが、「挑戦です」です。

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